第3回 職歴からみる新人の3パターン

第3回 職歴からみる新人の3パターン

職歴によって分けると、
新人さんには大きく分けて3パターンあります

 ・新卒の社会経験のない新人さん
 ・転職した、社会経験をしてきている新人さん
 ・歯科医院勤務経験のある新人さん

どのタイプも長所・短所があるので、今の医院の状況を踏まえ
どのタイプを採用していければ良いのかを考えられるように
今回も情報をお伝えしていきますね。

それでは、
【歯科勤務経験のある新人さん】についてお伝えしていきます。

特徴① 歯に関することは基本的にわかっている

 ・基本セットの中身
 ・処置内容
 ・予約の取り方     など

もちろん医院特有のルールなどがありますが、
基本的なところは知っているので教育に時間があまりかかりません

器具の場所、材料の種類を覚えられれば
すぐにでも即戦力として働いてくれます

特徴② 前の歯科医院の影響がある


【転職した、社会経験をしてきている新人さん】と同じく、
考えが固定化している可能性があります。


「前の歯科医院では、こうやって患者応対をしていた」と言って、
いつまでも前の医院でのやり方を変えない・変えられない
といったケースがあります

このケースの場合、
リアルな歯科医院同士の比較をされてしまうので、
トラブルメーカー気質な新人さんだと
悪影響の広がり方が早く・大きくなります

ですので、
歯科医院勤務経験者だからといって
考えを確かめずに雇ってしまうと
後で大きく後悔してしまうことにもなります

特徴③ 前の医院での癖がある


セメントの練り方で、

 ・スピード重視で混ざり切っていない
 ・インレーに盛る際に大雑把でマージンまでしっかり塗らない など

また、
バキューム操作で

 ・口腔内に入れる際に口唇を気にしていない
 ・右下を削合時に舌を抑えすぎて、患者さんが苦しんでる など

本人もよくわかっていない悪い癖がある場合、
直すのにとても時間がかかることがあります。

前の医院では良しとされていたことが
自院に来た時に好ましくない
そういったことは結構多いです。

マネジメントスキルをうまく使えば変えられますが、

「こうやったほうがいいよ」
「うちの病院ではこうやるから、次から気をつけてね」

とただ喋っただけでは
なかなか行動が変わることはありません

一時的に良くなったとしても、
すぐに元に戻ってしまいます

すると、みている院長先生は

「せっかくうちのやり方を教えたのに、また同じことやっているよ・・・」

と、イライラするのです

ですので、多くの医院では
根気強く指導していく必要があります。

まとめ、

【歯科経験のある新人さん】

特徴① 歯に関することは基本的にわかっている

特徴② 前の歯科医院の影響がある

特徴③ 前の医院での癖がある

即戦力としてすぐに働き始められます。

ただ、トラブルメーカーを雇ってしまうと
後で後悔することになります

ここでも、面接がとても重要になってきますね
(癖に関しては一緒に働いてみないとわからないです)

職歴によって分けると、
新人さんには大きく分けて3パターンありました。


1から教えたいのであれば

【新卒の社会経験のない新人さん】

ヒトとして育てるのが難しければ

【転職した、社会経験をしてきている新人さん】

即戦力が欲しいのであれば

【歯科経験のある新人さん】

どのタイプも長所短所があります。

そこを理解した上で、
どのタイプが良いのかを決めてから募集をかけていきましょう。

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