スタッフが辞める本当の理由⑤

スタッフが辞める本当の理由⑤

【スタッフが辞めないデメリット】

1)新しいことを導入しづらいことがある

組織を大きくシフトチェンジしたい場合、
既存スタッフの考え・性格を変えるのは
なかなか難しいです

よくあるのが、
親から引き継いだ医院でのおつぼねスタッフ問題

親のやり方を何年もやってきたスタッフが、
自分が新しい時代に合わせて新しいことを始めようとしても
なかなかついてこようとしません。

「iPadでアポ管理?
 いやいや、手書きの方がミスが少ないし
 今までも問題なくやってきているし
 余計な事したくないんだけど」

「新しいスケーラー?
 このスケーラーでずっとやってきてるんだ!!
 患者さんにも満足してもらっているのに、
 本当なんもわかってないわぁ・・・」

ヒトに新しいことをさせる=変化させることはかなり大変です。


いくら言っても言うことを聞かないので
次第に、、、、

「もぅ、面倒くさいなぁ。
 医院を一回閉めて、
 1から自分で作り上げて行こう」

いったん閉院して
新たにスタートさせるケースです。


逆に、新人スタッフさんであれば
どんな新しいことでも最初に教えてしまえば


以前からやっていた方法を変えるのは嫌だ


というような考えがないので
すんなりとやってくれます。

2)後輩が育ちにくい

先輩がいるとどうしても何かあったときに頼りがちになります。

すると、成長するためのチャンスが巡ってきたとしても
自分で乗り越えるスキルを得るチャンスを逃してしまいます。

例えば、
下顎智歯の難抜歯。


院長として自分1人
他に頼る人がいない状況での難抜歯


勤務医の時
何かあったら院長が助けてくれる状態での難抜歯


全然抜歯に取り組む気持ちが違いますよね?

自分しかいない、
そういった状態でやるからこそ成長できることもあります

ですので
せっかく雇った優秀な新人さんも
なかなかうまく育たないということが起きてくることもあるのです

また、
院長先生も大事な仕事は先輩スタッフさんにお願いしてしまうので

新人さんは、
「私にも任せて欲しいのに・・・・」

と、任せてくれないフラストレーションが溜まっていき
ストレスの原因になることがあります

このようにスタッフが辞めても・辞めなくても
メリット・デメリットはあります。

それぞれをしっかりと知った上で、

スタッフを辞めさせた方が理想の歯科医院に近づくのか?
スタッフを辞めさせない方が理想の歯科医院に近づくのか?

考えてみてください。



今回までに
辞める・やめないメリット・デメリットをお伝えしてきました

次回、メリットをできるだけ増やして
デメリットをできるだけ減らす方法を
お伝えしていきますね

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