スタッフが辞める本当の理由①
スタッフが辞めてしまうということは
医院にとって
メリットがあって良いことなのでしょうか?
デメリットがあって悪いことなのでしょうか?
私が以前話を聞いた院長先生たちは、
「辞めたい奴はさっさと辞めたほうがいい」
「やる気のない奴はいても邪魔」
「自院の方針に合わない奴はいらない」
「俺の悪口言っているような奴は退職してもらう」
「開業して5年、50人は辞めたかな(自慢)」
どんどん辞めさせて、
どんどん新たなスタッフを雇用していくことを良しとして
医院を運営していました
また、違う院長先生たちの話では、
「辞めてしまうと医院がまわらなくなってしまう」
「残ったスタッフが大変になるので、出来るだけ残って欲しい」
「また求人、面接、教育するのが大変」
「1人でも多くのスタッフと楽しく仕事をしたい」
できるだけスタッフを辞めさせないよう、
みんなで協力し合いながら
様々な対策をすることを良しとして
医院を運営していました
一体どちらが医院運営のカタチとして正しいのでしょうか?
ここでも大事なことは、
「あなたの思い描く理想の歯科医院」に対して
どちらの決断をした方がより理想に近づけるのか、
感情的に判断せずに、
長所短所をしっかりと理解したうえで戦略的に判断する
そこが重要なポイントです
どうしても院長先生も人間ですので、
感情的に物事を判断してしまうこともあります
好ましくない行動をしたスタッフに対して
「イライラするなぁ、もう辞めて欲しいなぁ」と、
マイナスな感情に傾いて判断してしまうこともあります
逆に、
好ましくない行動をしたスタッフに対して
「まあ、仲良くやりたいし、揉めたくないから大目にみよう・・・」
と、特に指導もせずにあきらめて、
放置してしまうこともあります。
スタッフをどんどん辞めさせて
どんどん新しいスタッフを雇うことが
理想の歯科医院に近づく方法なのか?
スタッフにできるだけ残ってもらうために
言いたいことを我慢することが
理想の歯科医院に近づく方法なのか?
その場その場の直感的な判断ですと、
『あなたの理想とする歯科医院』から
知らず知らずのうちに離れていく行動をとっている可能性があります
しっかりと戦略を練ったうえで
メリット・デメリットを確認してから
判断をしていきましょう
それでは、次回から
スタッフが辞めるメリット
スタッフを辞めさせないメリットを
お伝えしていきますね。