(日誌)嘔吐反射のある患者さん対応

(日誌)嘔吐反射のある患者さん対応


嘔吐反射がキツく、
治療をすることに恐怖心を強く抱いている患者さん
いらっしゃいますよね


舌にちょっとミラーが当たるだけで
「オエッ」となってしまう


ご覧になっている院長先生はどのように対応されていますでしょうか


私の場合は、
自身が時間に追われて焦らないように
予約時間を通常よりも長めに取り、

声かけをたくさんしています


今日の患者さんもかなり嘔吐反射がキツく、
最初の段階では舌に少しミラーが触れただけでも気分が悪くなってしまい

しかも、タービンの注水の刺激でも
気分が悪くなってしまう患者さんでした


私の経験上、
嘔吐反射の強い患者さんは不安感から嘔吐感が来ることが多く、
段々と治療に慣れてくると
嘔吐が減ってくる傾向にあります

声かけを頻繁に行い、
今からどんな処置をするのかを説明しながらカリエスを除去し、
休みながら、患者さんのペースに合わせながら
治療を進めていきました


そこで、大事なのがアシストになってきます


舌にバキュームチップの先端が当たらないように、
気を使いながらバキューム操作を行い、


かつ喉の奥に水が溜まらないように
排唾管で体調を気遣いながら吸水します


ここでさらに重要なのが、
【アシスタントさんの声かけ】になります


もちろん私も頻繁に声かけをしながら治療を行っているのですが、
アシスタントさんにも頻繁に声かけをしてもらっています


「大丈夫ですか?」
「苦しくないですか?」

「後もうちょっとですよ」

「頑張ってください!!」


日頃から患者さんに気持ちを寄り添ってくれるように
アシスタントさんにお願いをしているので、
声かけがたくさんあるのです

これが、
声かけ・気遣いのチームプレイになります

その効果もあり、
途中からは患者さんの嘔吐感が段々となくなってきました


最後、患者さんからも

『安心して治療できました、ありがとうございます。
 この病院を選んで本当に良かった』

と言っていただけました。


こういった信頼の積み重ねが、
医院の信頼につながっていきます

その信頼が紹介につながり、
医院経営を良くしてくれるのです


信頼を大きく得るためには、
チームプレイは必須です


ぜひ、歯科治療に抵抗感がある患者さんには特に
チームプレイで寄り添う声かけ・気遣いをしてあげると良いと思います




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