見えないものが見えているか
とあるDrが、
スタッフさんから
「シフトを変更したい」という相談を受けました
理由は、
「もっとアシストについて勉強がしたい!!」
それを聞いたDrは嬉しく思い、
Dr『ふむふむ、勉強熱心だなぁ。
でも、シフトをわざわざ変えるの大変だと思うから、
アシストにどんどんつけるように3ヶ月間アシスト強化月間にしよう』
と、アシストをしっかりと教えられるような体制にしました。
・半日、自分にアシストにつきっきりにして、
やったことを毎回フィードバック
・周りのスタッフやDrにも確認をとり、
自分につきっきりになる旨を周知させる
これで、万全な状態でアシストを教えられるな、と
意気揚々とスタッフさんに伝えました
しかし、
スタッフさんに伝えると何かしこりがあるかのような表情
せっかくスタッフさんの意向に沿った状況に持っていったにも関わらず、
どうしてこのような表情なのかがDrには理解できません
ここで、そのDrから相談を受けました
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私がDrに伝えたのは
<【本当に】アシストを強化したくてシフト変更したいのか>
「親が介護が必要な状況になったので、辞めたいです」
「引っ越しをするので通勤できなくなりました」
こうした退職の理由は、建前であることが多いです
その時に
院長『そうかぁ、介護が大変なら良い介護士さん紹介するよ」
と伝えても、スタッフさんは苦い顔をするだけですよね
「あなたのことが嫌いだし、ろくに休ませてもくれないから辞めます」
なんて、本音で語るスタッフはほとんどいません
【建前と本音を見分ける】ことが必要になってきます
今回は、
【建前】:アシストスキルを伸ばしたい
ということだったので、
いくらアシストに関してサポートしても満足感が得られないのです
そこで、本音を探ったところ
【本音】:嫌いなスタッフがいるからシフトを変えたい
ということがわかりました
ですので、今回のケースの対策としては
人間関係のトラブル除去になるわけです
ただ、全部が全部疑うわけにはいかないですので、
ポイントは、
『違和感を見逃さない』ことです
・浮かない表情
・うつむきがち
・返事に元気がない
そういったことを感じたら、
【本音】が見えるように行動を起こしてみても良いかもしれません