(日誌)一大事件が起きました
今日は朝からいきなり
不測の事態が起きてしまいました
なんと、配電盤の故障によって
ユニットの半分の台数のバキュームが動かなくなったのです
アポイントはP処置も含めてしっかりと埋まってしまっています
もうすぐに患者さんが来られる間際でのトラブル、
いかに対応していくか
今日はその方法についてお話ししていきます
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【機械トラブルなどの不測の事態の対処法】
まず最初に行うべきは配電盤の修理になります
ここはスタッフリーダーに任せて、
すぐに業者に連絡をとってもらい、早急な対応を求めていきます
そして、自分はすぐに他の対応を考えないといけません
『業者が来るまでの間の診療をどうすべきなのか』
予約のキャンセル対応にするのか、そのまま受け入れるのか
今回は半分の台数がバキュームが動いている状態だったので、
通常通りに受け入れていく対応を取りました
では、次はどんな対応が必要なのか
患者さんを受け入れるために考えるべきことをまとめて、
1つずつ対策を練っていきます
①バキュームなしでもできる処置なのか
バキュームが必須な処置なのかを選別して、ユニットを割り振る
保険の補綴物セット、ナイトガード印象はバキュームは要らない
スケーリング、カリエス処置はバキューム必須
Dr・DHに処置内容に関してそれぞれヒアリングを行い、
ユニットを処置ごとに割り振っていきます
②Dr・DHの処置内容を可能な限り時短にする
本来であればもちろんしっかりと治療を行うべきですが、
今日は不測の事態です
ユニット台数が限られている中でいかに患者さんへの診療を最大限行えるのか
予約状況と処置内容を踏まえて、
最大公約数となる方法を考えていきます
ですので、
今日に限っては処置内容を変えてもらう必要があるのです
コアセット+形成印象をコアセットだけに
RCTを今日は#60まで拡大予定を#45までにしておく
そこをしっかりとDr・DHと話し合い、
患者さんにできる限りの満足感を得てもらって帰ってもらえるように
それぞれの処置ごとに対策を考えておきます
③部分的にバキュームが必要な処置の際には
どのようにしてユニットを移動して処置をするのか
義歯印象の際、
レスト座形成だけバキュームが動くユニットで形成し、
印象はバキュームが動かないユニットに移動してもらってから
補綴コンサルは、
形成印象が終わってからユニットを移動してもらってから
事前に計画を立てて、
スムーズに治療を進めるようにしていけるように対応していきます
ここはチーム連携がとても要求されます
④もしも今日だけで配電盤が直らなかったどうすれば良いのか
明日以降のアポイントはどうすれば良いのか
・電話にてキャンセルを依頼するのか
・通常通りの診療を行うのか
急患対応はどうするのか
バキューム必要か否かによって患者さん対応が変わるので
電話対応をするスタッフさんへのアポイントの取り方を確認する必要があるのか
しっかりと計画を立てて、
1つずつ対策を考えていく必要があります
ここで重要なのが、
指示した通りにDr・DH・スタッフさんが動いてくれるかです
日頃のラポールが取れており、
コミニケーションができていれば
こういった緊急事態でもスムーズに対応することができます
むしろ、
自主的に業者と対応をしてくれたり、
場合によっては診療終わりの時間でも手伝いをしてくれます
院長先生が自ら様々な煩わしい連絡や手続きなどをせずに、
トラブルを乗り切ることができるのです
こういった時にマネージメントが活きてきますので、
普段からちょっと余力のある時に
マネージメントしてみても良いかもしれません