スタッフさんとのミーティング
今日は新人歯科助手さんに関する
教育ミーティングについてお伝えしていきたいと思います
まだ、入社したばかりの新人スタッフさん
クリニックの状況によって変わってくると思うのですが、
多くのクリニックでは
話しを聞くというよりはティーチング・教えることに特化していると思います
話しを聞いていくにしても、
教えるにしても最初に伝えなければならないことがあります
【自分と一緒にミーティングをする意味】
まず、そもそも論として
ミーティングの定義から話しを始める必要があります
どうしてミーティングする必要があるのか
必要性を理解してもらわないと、
「なんのためのミーティングなの?」
「時間の無駄じゃない」
「いったい、なにがしたいの?」
となってしまうのです
せっかく時間を設けたミーティングがほとんど効果をなくしてしまうのは、
とてももったいないことです
ですので、
自分とミーティングをすることが【相手にとってのメリット】だと
しっかりと伝えないといけないのです
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院長先生とのミーティングの時間はとっても有意義だ、
と認識してもらわないといけません
決して自分のメリット・医院にとっての利益のためではなく、
【相手にとってのメリット】です
どうして医院のメリットではダメなのでしょうか?
例えば、あなたが学校に通っているとき
学校の先生との面談をやることになりました
先生とミーティングをするとなると緊張しますし、
「どうしてミーティングするのだろう?」と疑問もあります
そんな不安定な精神状況の中、
ミーティングの意図も話さずに
いきなり本題を話されたとします
先生「学校全体の偏差値を上げたいから、今日からそのためのミーティングをします。
君は英語の成績があまり良くないから、もっと英単語を覚えないといけません。
学校のため、学校の発展のために君の学力アップが必要なんだ。
ぜひ、頑張ってくれ!!」
どうですか?
『そうか、英語の勉強頑張ろう!!
これからも学校の発展のために先生とミーティングをしていこう』
とは、ならないですよね
『学校の偏差値上げるために、どうして英語の勉強なんてしないといけないんだよ』
『どうして学校の発展なんかのために、先生と話しをしなければならないんだよ』
となりますよね
これはどうして起きてしまうのかというと、
【自分ごとになっていない】からなのです
人間はメリットなしに動くことは100%ありません
様々なクリニックであったり
他業種の従業員の方達とお話をしましたが、
医院であったり会社であったり
勤務先のことだけを思って働いてくれる人はほとんどいません
給料のために渋々と働いている人がほとんどですし、
言われているから嫌々取り組んでいるのです
では、どうすればいいのか?
そう、【自分ごと】にしてあげるのです
もし、先生が
「君の将来の夢は歯医者だったな。
今は結構、英語の成績で合否が大きく分かれるんだよ。
歯学部合格には英語の勉強がとても重要。
英単語をまず勉強して語量を増やしていって、
英語の成績を上げていこう!!」
と言ったとしたら、
どう受け取るのでしょうか?
おそらく、
『(優しい先生だな。
私のことを考えてくれて、嬉しい!!
英語の勉強頑張ろう)』
となっていきます。
【相手へのメリット】=歯学部合格
そして、結果として成績が上がっていくので
学校の平均点も上がって
学校としても嬉しい
こういった方法が、
とても友好的かつ継続性を持っているのです
歯科のスタッフさんも同じです
いくら医院のためと言っても
自分のメリットにつながらなければ適当に仕事をしていきます
自分が頑張ること=自分のメリット
につなげて、
結果として医院の利益になるようにしていくと
とてもスムーズにことが進むようになります
ですので、
まずはミーティングをする相手のメリットから話し始めていくことが大切だと思います