エンゲージメントとは
エンゲージメントについて
今日はお話ししていきます
歯科医院におけるエンゲージメントとは、
【歯科医師・歯科衛生士・歯科スタッフの全員が
院長先生の理想とする歯科医院のビジョン・理念に共感をし、
1人1人自発的に仕事に取り組み、
歯科医院に足ししてだけではなく、同じ医院で働く仲間同士にも
深い思い入れを持つこと】です
医院に関わる人は大きく分けて3パターンいます
① どんな仕事にも積極的に取り組んで歯科医院に対して貢献心が強く、
責任や熱意を持って仕事をするタイプ
② 毎日、淡々とルーティーンの仕事を怒られない程度にこなし、
責任を取りたくなく、自己犠牲は嫌なタイプ
③ ①にも②にもどっちにも行けるタイプ
多勢力の方に属すようになる
に分かれます
多くの歯科医院での悩みは、
スタッフの医院に対するエンゲージメントを高めることであり
・②のやる気なく働いているスタッフをどうすべきか
・③のどっちつかずのスタッフを①やる気のある勢力にどう組み込ませるのか
ここが院長先生のマネージメントの腕の見せ所です
ここで、陥りがちな落とし穴は、
【人事評価制度】を安易に取り入れてしまうことです
評価が上がって給料が上がれば
仕事は自ずとやってくれる、と思っている人は多くいます
ただ、どうでしょうか
いまだに多くの歯科医院がスタッフマネージメントに苦労していますし、
また、多くの一流企業もマネージメントに大きな苦労をしています
もし、人事評価制度でうまくいくのであれば
会社に人事部なんて必要がないのです
人事評価制度でうまくいくのであれば、
どこの歯科医院も会社も苦労はしないのです
どうして人事評価制度ではうまくいかないのでしょうか
それは、今の働く若者たちの価値観は
【高く評価されてまでお金が欲しい人は半数もいない】
からです
・一生懸命に接遇を行う
・チリひとつないように清掃を行う
・クレーム対応を迅速に行う
・患者さんに対する接遇が完璧
など
多くの評価を満点で突破したとしても、
2万円しか上がらなかったどうでしょうか?
多くのスタッフさんは
だったら2万円いらないから自分のペースで仕事をしたい
と思っているのです
ですので、評価制度を入れたとしても
うまくいかないわけです
ですので、
評価制度以外の方法で
やる気のないスタッフさんを動かさないといけないのです
ポイントは、
『どうやったらスタッフのやる気が出るのだろう?』
ではなく、
『どうやったら〇〇さんのやる気が出るのだろう?』
とパーソナルな視点で考えることです
ぜひ、医院でやる気のなさそうなスタッフさんいるのであれば、
どうパーソナルな問題として対処できるのかを
考えてみてはいかがでしょうか